【課題解決】充填工程の静電除去で薬品ボトルへの異物混入を防止

課題解決

医薬品や食品の品質を確保するうえで、絶対に許されないのが異物の混入です。食品衛生法では「人の健康を損なうおそれのあるものを混入または添加した商品」を製造・販売することを禁じていますが、製造工程で発生する異物混入を100%防ぐことは容易ではありません。

この記事では製薬工場における、薬品ボトルの充填工程のお困りごとをご紹介します。

薬品ボトルの充填工程の課題

従来薬品の充填工程では、コンベアで整列・搬送された空の容器(ボトル)に、自動充填装置で薬品を充填していきます。
しかし搬送中の摩擦で発生した静電気によって、容器の中に異物が入り込んでしまうことがありました。
異物の種類は、装置から出た樹脂片、作業者から出た衣類の繊維くずや毛髪、空気中を漂うホコリなどさまざまです。
静電気によって引き寄せられたこれらの異物は、容器の奥深くに付着してしまい、容器を逆さまにしても取り除くのは容易ではありません。
また搬送工程でエアーブローをすると、空気中に異物を巻き上げてしまい、再度付着してしまうことも…
そのため現場では「充填前の容器内部を確実にクリーニングしたい」「除塵した異物を捕集して空気中への拡散を防ぎたい」などの声がありました。

POINT課題のポイント

  • 薬品ボトルへの異物混入で困っている
  • 除塵した異物を捕集したい

容器への異物混入を「静電気除去ハイパワーフレキノズル」で解決

医薬品や食品への異物混入は、製品回収に多額の費用がかかります。

製薬業界では、カプセル表面への毛髪の付着や、製造工程で使うゴム手袋・ゴムバンドなどの混入事例があり、一度発生してしまうと衛生上の被害拡大を防止するため迅速に回収する必要があります。

そこで異物混入を防ぐため採用されているのが「静電気除去ハイパワーフレキノズル」です。

「静電気除去ハイパワーフレキノズル〈HPF-1〉」は、ピンポイント除電ができる小型のイオナイザー。容器の中までノズルを入れて、イオン化エアを送風することで、容器に帯びた静電気を除電し異物の混入を防止します。
またパルス(間欠)エアによる乱流で、静電気で付着した異物を浮かし、集塵機と連結したダクトホースで異物を捕集することで、異物が空気中へ巻き上がる心配もありません。水洗浄のような乾燥・洗浄液の管理も不要です

(別作のご相談は、弊社営業部までお問い合わせください)。

容器の除電による異物混入防止で、現場の不良品削減におこたえします。

POINT解決のポイント

  • 薬品ボトルへの異物混入を防止
  • 集塵機と連結したダクトホースで、除塵した異物を捕集

 

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