【課題解決】液晶メーターパネル搬送工程の除電でライン停止を防止

課題解決

近年自動車業界ではEVや自動運転の普及に伴い、スピードメータやナビゲーションシステム、電子ミラーなど、バーチャルコックピットの需要が拡大しています。
車とドライバーとのコミュニケーションツールであるこれらの車載機器には、高い信頼性が求められます。

この記事では有機ELやTFTパネル製造における、液晶メーターパネルの搬送時のお困りごとをご紹介します。

液晶メーターパネルの搬送工程の課題

車載用ディスプレイの需要が増える中、課題となっているのが液晶メーターパネルの製造工程で発生する静電気です。
従来有機ELやTFTパネルの製造では、アッセンブリから検査工程まで搬送ラインで送られ作業が進みます。
しかし液晶メーターパネルの搬送工程でパネルに静電気が帯電し、空気中のゴミやホコリを引き寄せてしまうことがありました。
パネルに異物が付着してしまうと、検査工程でエラーとなりラインが停止してしまいます。

現場では「異物の付着による不良をなくしたい」「ラインのダウンタイムを改善したい」などの声がありました。

POINT課題のポイント

  • 液晶メーターパネルの静電気による異物付着で困っている
  • 異物の付着による不良をなくしたい
  • ラインのダウンタイムをなくしたい

 

液晶メーターパネルの搬送工程の帯電を「バー型のイオナイザー」で解決

静電気の原因は、搬送中の液晶メーターパネルやローラーが擦れあって発生する「摩擦帯電」と、パネルの接触面が剥離する時に発生する「剥離帯電」です。
そこで採用されているのが「ACパルス・クリーンバー」です。

「ACパルス・クリーンバー〈Cバーシリーズ〉」は、ACパルス方式のバー型イオナイザー。イオンを発生させる針電極の周囲にエアー噴出口を持ったエアーパージ構造で、急速な除電が可能です。
搬送ライン上に設置して、エアーブローをしながらイオンで除電を行なうことで、液晶パネルへの塵埃の付着を防ぎます。
オートバランス機能により、近接(50~100mm)使用では最適なイオンバランスに調整することができ、小型の液晶メーターパネルの製造工程にも最適です。

また別作の集塵機と連動させることで、ACパルスクリーンバーで吹き飛ばした塵埃を回収し、搬送ラインの周辺をクリーンに保つことができます。

液晶メーターパネルの静電気除去で、現場の品質向上におこたえします。

POINT解決のポイント

  • 静電気による異物付着がなくなり、品質向上が実現
  • 異物の付着による不良がなくなり、歩留まりが向上
  • ライン停止がなくなり、作業効率が向上

 

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